チルゼパチドの個人輸入は税関で没収される?合法性とリスクを解説
- 2026年9月15日
- メディカルダイエット

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GLP-1/GIP受容体の両方に作用するチルゼパチドは、血糖管理や体重減少効果の高さで国内外から注目を集めています。国内では「マンジャロ」「ゼップバウンド」として承認されていますが、医療機関での費用が高いことなどから、個人輸入で入手しようとする動きも一部で見られます。
しかし、チルゼパチドは処方箋が必要な医療用医薬品です。「個人使用なら輸入できる」という情報が一人歩きしているケースも多く、法的な枠組みや税関での扱いを正確に知らないまま輸入を試みると、荷物が受け取れないだけでなく、法律上の問題に発展するおそれもあります。
本記事では、チルゼパチドの個人輸入に関する法的な位置づけ、税関で止められる主な原因、そして通知が届いた場合の対応フローまでを解説します。
目次
- 個人輸入を検討する人が増えているチルゼパチドとは?
- そもそもチルゼパチドの個人輸入は法律上可能なのか
- チルゼパチドの個人輸入が税関で止められる・没収される主な理由
- チルゼパチド個人輸入の税関を通過しても残る3つのリスク
- 個人輸入と正規オンライン診療、実質コストを比較
- チルゼパチドを安全に入手する方法|正規オンライン診療という選択肢
- チルゼパチドの個人輸入・税関に関するよくある質問
個人輸入を検討する人が増えているチルゼパチドとは?

画像引用:ディオクリニック公式サイト
チルゼパチドとは、週1回の注射で血糖値のコントロールや体重減少効果が期待できる医薬品の有効成分です。
イーライリリー社が開発し、日本では糖尿病治療薬「マンジャロ」(2023年承認)と肥満症治療薬「ゼップバウンド」(2024年承認)として販売されています。
最大の特徴は、食欲や血糖値に関わる2種類のホルモン受容体に同時に働きかける点です。従来の類似薬と比べて体重が落ちやすいというデータが出ており、ダイエット目的での利用希望者も増えています。
ただし、国内の医療機関での処方費用は月数万円に上ることも多く、「海外から安く買えないか」と個人輸入を検討する人が一定数います。価格差が大きいことが、個人輸入への関心が高まっている主な背景です。
結論|チルゼパチドの個人輸入は税関リスクが高く推奨できない
チルゼパチドの個人輸入は、法律上の例外規定の範囲内であれば完全な違法行為とは断言できません。しかし実態として、税関での差し止め・偽造品リスク・救済制度の適用外という複合的な問題を抱えており、推奨できるものではありません。
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リスク項目 |
内容 |
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数量制限 |
注射剤のため数量に関わらず輸入確認証が必要。無確認では通関不可 |
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税関での差し止め |
国内承認済み成分のため輸入の必要性を問われるケースがある |
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偽造品混入 |
個人輸入ルートでは真偽の確認が困難。英国では2026年2月に偽造バッチが確認 |
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温度管理の問題 |
2〜8℃の冷蔵保管が必須の注射剤。輸送中の品質保証はない |
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健康被害時の救済なし |
個人輸入品は医薬品副作用被害救済制度の対象外。治療費は全額自己負担 |
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法的リスク |
他者への譲渡・販売は無償でも薬機法違反。違反時は3年以下の懲役または300万円以下の罰金 |
チルゼパチドの個人輸入は、法律上の例外規定の範囲内であれば完全な違法行為とは断言できません。しかしながら、処方箋医薬品であるチルゼパチドには1か月分以内という厳しい数量制限が課されており、これを超えると税関で差し止められます。
加えて、個人輸入ルートで流通する製品には偽造品が混入するリスクがあります。英国では2026年2月にチルゼパチド製剤の精巧な偽造バッチが確認されており、万が一健康被害が生じた場合でも医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
安いために目を引かれるのも無理はありませんが、税関での差し止め・品質の不確かさ・救済制度の適用外という複合的なリスクを考慮すると、国内の医療機関でのオンライン診療を通じた正規処方が現実的な選択肢といえます。
そもそもチルゼパチドの個人輸入は法律上可能なのか
薬機法上、医薬品の輸入は原則として厚生労働大臣の許可を受けた業者のみに認められています。
ただし、一定の条件を満たす個人使用目的の輸入については例外的な取り扱いが設けられており、チルゼパチドがその範囲に収まるかどうかを正確に理解しておく必要があります。
個人輸入は「自己使用目的・数量制限内」なら薬機法上の例外として認められる
薬機法では、医薬品の業としての輸入には厚生労働大臣の許可が必要です。ただし、一般の個人が自分自身で使用するために輸入する場合に限り、一定の数量範囲内であれば「特例的な例外」として輸入確認証の取得なしに通関が認められています。
数量の目安は以下のとおりです。
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医薬品の区分 |
輸入確認証なしで通関可能な上限 |
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処方箋医薬品 |
用法・用量から見て1か月分以内 |
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一般用医薬品(市販薬) |
用法・用量から見て2か月分以内 |
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外用剤(毒薬・劇薬・処方箋薬を除く) |
標準サイズで1品目24個以内 |
この範囲を超える場合は地方厚生局に輸入確認申請書を提出し、輸入確認証の交付を受ける必要があります。
ただし、注射剤については、たとえ1か月分以内であっても、数量に関わらず事前に輸入確認証を取得する必要がありますチルゼパチドはマンジャロ・ゼップバウンドいずれも注射剤であるため、輸入確認証なしで通関できる余地はありません。
チルゼパチドは国内承認済み成分のため「輸入が必要な理由」の提示が求められる
個人輸入の例外規定は「自己使用目的」という前提のもと成立していますが、チルゼパチドには特有の問題があります。マンジャロ・ゼップバウンドとしてすでに国内で承認・流通しているため、「なぜ国内で入手せず海外から取り寄せるのか」という輸入の必要性を税関・地方厚生局から問われるケースが生じやすいのです。
国内未承認の成分であれば「日本では入手できないため」という理由が成立しますが、チルゼパチドにはこのロジックが通用しません。税関での審査において、正当な理由が示せない場合は輸入が認められないケースもあります。
また、チルゼパチドは注射剤であり、2〜8℃での冷蔵保管が必須の製剤です。国際郵便や宅配便による輸送中に適切な温度管理がされる保証はなく、変性した製剤を使用することで有効性の低下や予期せぬ健康上の問題が起きる可能性があります。
薬監証明が必要なケース・不要なケースの違い
現行制度では「薬監証明」という名称は廃止されており、正式名称は「輸入確認証」です。以下に、チルゼパチドを個人輸入する場合の輸入確認証の要否を整理します。
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状況 |
輸入確認証の要否 |
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1か月分以内を自己使用目的で輸入 |
注射剤は必要(数量に関わらず事前取得が必要) |
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1か月分を超えて輸入する場合 |
必要(地方厚生局に申請) |
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医師が自己の患者の治療に使用する目的で輸入 |
必要 |
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販売・譲渡目的の輸入 |
薬機法により原則禁止(許可を受けた業者のみ) |
申請はオンラインが原則です。輸入確認証の取得には一定の審査期間がかかるため、事前の準備が必要になります。
チルゼパチドの個人輸入が税関で止められる・没収される主な理由
個人輸入の例外規定の範囲内であっても、実際に荷物が税関を通過できるとは限りません。
チルゼパチドには一般的な市販薬とは異なる数量制限が適用されるほか、偽造品の水際取締り強化や国内承認済みという事情が重なり、差し止めが生じやすい状況にあります。
数量制限を超えた輸入は没収対象になりやすい
薬機法上の個人輸入の特例は、あくまで「自己使用目的かつ一定数量以内」という条件のもとに成立しています。一般的な市販薬の場合は用法・用量から見て2か月分以内が目安ですが、チルゼパチドは注射剤であるため、数量の多寡に関わらず、輸入には事前の輸入確認証取得が求められます。。
マンジャロは週1回投与の使い捨てペン製剤であり、1か月分はおおむね4〜5本に相当します。ただし前述のとおり注射剤は数量に関わらず輸入確認証が必要なため、本数の多寡で通関可否が決まるわけではありません。
数量超過が発覚した際の主な対応は2つです。
- 超過分の放棄:輸入可能な数量のみ受け取り、残りは税関で廃棄
- 輸入確認証の取得:地方厚生局に申請・取得したうえで税関へ提出し、全量の通関を申請
コストを抑えようとまとめて購入した場合や、個人輸入代行サービスを利用した場合でも、輸入行為の法的責任は購入者本人に帰属します。代行業者が違法な取り扱いをしていた場合でも、購入者側が責任を問われる可能性がある点には注意が必要です。
偽造品・知的財産侵害物品と判断される
2022年10月に改正商標法・意匠法・関税法が施行され、海外の事業者から郵送等で送られる模倣品は、個人使用目的であっても税関で没収の対象となりました。正規ブランド名を無断で使用した偽造チルゼパチド製剤はこの規制に引っ掛かりますし、医薬品は薬機法による輸入規制も受けるため、二重に差し止めリスクを抱えることになります。
個人輸入ルートで流通するチルゼパチド製品には偽造品が一定数混入しているとされており、外見上は正規品と区別がつかないケースも報告されていることから、購入者自身が偽造品と気づかないまま輸入してしまうリスクは十分にあると考えられます。
税関で知的財産侵害物品と疑われた場合、「認定手続開始通知書」が輸入者に送付されます。この通知を受け取った後、侵害物品でないと主張する場合は10営業日以内に意見書と証拠を提出する必要があり、何も対応しなければ不利な認定が下されます。
必要な輸入確認証を取得していない
輸入確認証とは、地方厚生局に申請し「この輸入は販売目的ではなく、自己使用のためのものである」と確認を受けたうえで交付される証明書です。チルゼパチドのような処方箋医薬品を1か月分を超えて輸入する場合や、医師が自己の患者の治療目的で輸入する場合には、この輸入確認証の取得が必須となります。
輸入確認証を取得せずに規定数量を超えた輸入を試みた場合、薬機法違反として貨物が差し止められるだけでなく、3年以下の懲役または300万円以下の罰金が科される可能性があります。
チルゼパチドはすでに国内で正規承認されている医薬品であることから、「なぜ海外から輸入する必要があるのか」という輸入理由についても審査上の確認対象となりえます。
チルゼパチド個人輸入の税関を通過しても残る3つのリスク
税関を無事に通過すれば安全に使えると考えている方も少なくありません。しかしチルゼパチドは注射製剤という特性上、通関後の段階でも見過ごされやすいリスクが複数存在します。
「通過できた=問題なし」ではなく、入手してから使い終わるまでの全過程において、安全性の担保が難しい構造になっている点を理解しておく必要があります。
偽造品・粗悪品が混入している
チルゼパチドはタンパク質をベースとした複雑な分子構造を持つ注射製剤です認可を受けた製薬企業以外が同等品質の製品を製造することは現実的ではありませんが、非公式ルートでは「マンジャロ」「ゼップバウンド」と称する製品が流通しているケースがあります。
WHOの調査によると、低・中所得国の医薬品市場では約10%が偽造品であるとされています。個人輸入代行サービスを通じて入手できる製品に第三者機関による品質検査が実施されている保証はなく、有効成分の含有量が不正確であったり、異物が混入しているリスクを完全に排除できません。
個人輸入品には正規の流通ルートのような製薬会社による品質管理が存在せず、手元に届いた製品が本物かどうかを確認する手段がありません。パッケージや外観が本物に酷似していたとしても、成分・濃度の正確性は保証されていない点を認識しておく必要があります。
保管・使用中の品質状態を判断できない
チルゼパチドはタンパク質性の注射製剤であり、品質を維持するために2〜8℃の冷蔵環境での保管が義務付けられています。正規の医療機関では24時間温度記録システムを備えた専用冷蔵庫で管理されており、設定温度から逸脱した場合は廃棄処分とする厳格な基準のもとで運用されています。
国際郵便や航空貨物による輸送の過程では、温度管理の実態を把握することができません。真夏の配送センターや通関待機中の倉庫に長時間置かれた場合、タンパク質が「変性」を起こし有効成分が失活する可能性があります。
外観からは品質の変化を判断できないため、変性した薬剤をそのまま使用してしまうリスクがある点が特に問題です。保管後の使用中においても、自己注射中の無菌操作が不十分であれば感染リスクが生じることも、あわせて念頭に置く必要があります。
副作用時の適切な診療につながりにくい
チルゼパチドの主な副作用には、悪心・嘔吐・下痢・便秘のほか、急性膵炎・胆嚢疾患・低血糖・頻脈・腎機能障害などが報告されています。正規のオンライン診療では、医師が処方した薬剤の種類・用量・使用状況を把握したうえで継続的に経過観察を行い、副作用が疑われる場合には迅速に対応できる体制が整っています。
個人輸入で入手した場合、この管理体制がありません。受診先の医師が個人輸入品の詳細な成分や製造情報を把握できないため、副作用への的確な対応が難しくなります。
さらに重要な点として、個人輸入した医薬品による健康被害は、PMDAが運営する「医薬品副作用被害救済制度」の対象外となります。
正規ルートで処方された薬剤であれば、適正使用で重篤な健康被害が生じた場合に医療費・障害年金などの給付を受けられる可能性がありますが、個人輸入品には適用されず万一の場合の費用はすべて自己負担になる点を、あらかじめ理解しておく必要があります。
個人輸入と正規オンライン診療、実質コストを比較
個人輸入は表示価格が低く見える場合がありますが、手続き費用・送料・没収リスクなどを加味した実質コストは表示額とは異なることがあります。
一方のオンライン診療も、クリニックによって診察料・送料の扱いが異なるため、薬剤費だけの比較では判断できません。
個人輸入の表示価格に含まれない隠れコスト
個人輸入の場合、サイトに表示されている薬剤価格がそのまま総支出になるわけではありません。以下のコストが上乗せされます。
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項目 |
内容 |
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国際送料・代行手数料 |
業者によって異なるが、数千〜1万円以上になるケースがある |
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関税・輸入消費税 |
商品価格に応じて課税される場合がある |
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輸入確認証の取得 |
1ヶ月分を超える場合、地方厚生局への申請手続きが必要 |
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注射備品 |
注射針・アルコール綿・廃棄ボックスは別途購入が必要 |
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没収時の損失 |
没収された場合、代金は税関・業者のいずれからも返金されない |
これらを合算すると、個人輸入の実質総額は25,000〜32,000円前後に達する事が大半で、表示価格から想定する額よりも高くなることがあります。
オンライン診療の料金相場との比較
マンジャロのオンライン診療では、クリニックによって料金体系が大きく異なります。
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費用項目 |
相場 |
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薬剤費(マンジャロ2.5mg・1ヶ月分) |
約12,920〜30,000円以上(クリニックにより差あり) |
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初診・診察料 |
0円〜数千円(無料のクリニックも多い) |
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送料 |
0〜550円程度 |
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注射針・アルコール綿 |
同梱対応のクリニックあり |
薬剤費が安くても診察料・送料の合算で総額が変わるため、複数クリニックの総額で比較することが重要です。
総合コストではオンライン診療の方が安い
没収リスク・隠れコスト・備品費用まで含めた総額で比較すると、個人輸入が一方的に安いとは言い切れない状況です。
最安クリニックではマンジャロ2.5mg(1ヶ月分)の総額が12,920円台から提供されているケースもあり、これは個人輸入の実質総額を下回ります。加えてオンライン診療には、医師による継続管理・副作用対応・増量判断という医療サービスが含まれます。
没収リスクを「ゼロの可能性の損失」として費用計算に組み込むと、総合的なコストパフォーマンスはオンライン診療のほうが上回るケースが多いといえます。「安く見える価格」と「実際に手元に届くまでの総費用」は別物として考える必要があります。
マンジャロのオンラインクリニック外来について詳しく知りたい方は、マンジャロダイエット外来について解説している記事も参考にしてみてください。
チルゼパチドを安全に入手する方法|正規オンライン診療という選択肢
個人輸入に伴うリスクとコストを整理すると、正規のオンライン診療が現実的かつ安全な選択肢として浮かびあがります。
ただし、オンライン診療であればどこでもよいわけではなく、クリニックの信頼性・薬剤の正規性・医師の診療体制は慎重に確認する必要があります。
信頼できるクリニックを選ぶポイント
オンライン診療でチルゼパチドを処方してもらう場合、クリニック選びは治療の安全性と継続性に直結します。以下のポイントを基準に選定することをおすすめします。
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確認ポイント |
なぜ重要か |
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正規流通品の使用を明記しているか |
薬剤の品質担保に直結する |
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医師が初診・継続診察を行うか |
AI問診のみで処方される体制は医師の判断が介在しない |
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副作用発生時の対応フローがあるか |
緊急時の連絡先・受診先が明確かどうかを確認 |
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料金の内訳が透明か |
診察料・送料・薬剤費の総額を事前に把握できるか |
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増量・中止の判断を医師が行うか |
自己判断での増量は副作用リスクが高まる |
「診察料0円」を前面に出しているクリニックでも、薬剤費・送料の合算で高額になるケースがあるため、総額での比較が必要です。公式サイトに料金の内訳が明示されているクリニックを優先的に検討するとよいでしょう。
オンラインクリニックについてさらにチェックしたい方は、オンラインクリニックおすすめ6選も併せてご覧ください。
保険適用となるケースと自由診療になるケースの違い
チルゼパチドには、国内承認を受けた2つの製剤があります。有効成分は同一ですが、承認適応の違いによって保険適用の可否が異なります。
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製剤 |
国内承認適応 |
保険適用の条件 |
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マンジャロ |
2型糖尿病 |
2型糖尿病と診断され、医師が処方する場合 |
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ゼップバウンド |
肥満症 |
BMI35以上、またはBMI27以上+肥満関連疾患2つ以上+6ヶ月以上の食事・運動療法+教育研修施設での処方 |
ダイエット・体重管理目的での使用は、いずれの製剤でも自由診療(全額自己負担)となります。
ゼップバウンドの保険適用には教育研修施設での処方が必要であるため、一般のオンラインクリニックでは保険処方ができない点に注意が必要です。
おすすめのオンラインクリニック「ウェブクリ」

画像引用:ウェブクリ
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項目 |
内容 |
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主な施術 |
メディカルダイエット(マンジャロ・GLP-1系薬剤) |
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料金の目安 |
8,938円→セール価格8,200円 |
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モニター |
なし |
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保険適用 |
なし(自由診療) |
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メンズ対応 |
あり |
GLP-1系薬剤を用いたメディカルダイエットを扱うオンラインクリニックのひとつが、ウェブクリです。
現在セール価格が適用されており、通常8,938円のところ8,200円から受診できます。個人輸入と異なり、国内の医師が診察したうえで処方が行われるため、用量の適切な管理や副作用発生時の対応が受けられる環境が整っています。
男性も受診可能で、来院不要でオンライン完結で手続きが進められます。医師の管理下で正規品を処方してもらえるという安心感は、品質も補償もない個人輸入では得られない大きなメリットです。
チルゼパチドの個人輸入・税関に関するよくある質問
Q. 個人輸入自体は違法ですか?
完全な違法ではありませんが、注射製剤の自己使用には制約が多く、グレーゾーンと判断されるケースがあります。
厚生労働省・税関の規定では、自己使用目的の個人輸入は一定の数量・条件のもとで認められています。注射剤を含む医薬品については、用法・用量から見て1ヶ月分以内であれば、輸入確認証なしに税関の確認のみで通関できる特例範囲が設けられています。
ただし、医師の処方を経ずに注射製剤を自己投与することは薬機法上の適正使用の観点から外れます。また、他者の分をまとめて購入したり、第三者に譲渡したりすることは禁止されており、代行業者を通じた購入が「他者を介した輸入」と判断されるリスクもあります。
Q. 税関で没収されたら返金してもらえますか?
税関からの返金は一切ありません。購入業者への返金も困難なケースがほとんどです。
没収・廃棄処分となった場合、税関当局が返金に応じることはなく、購入代金の問い合わせは購入先の業者に行うよう案内されます。
ただし、海外の非公式業者が返金に応じる保証はなく、実際には返金されないケースが大半です。没収リスクがある以上、個人輸入には「購入額を全額失う可能性」が常に伴うと理解しておく必要があります。
Q. マンジャロとゼップバウンドで扱いは違いますか?
有効成分・税関での扱いは基本的に同じです。保険適用の条件のみ異なります。
両製剤はどちらもチルゼパチドを有効成分とする注射製剤であり、個人輸入時の税関での扱いに本質的な差はありません。どちらも注射剤であるため、数量に関わらず輸入確認証が必要となる点も共通しています。
両製剤の違いは国内での承認適応と、それに伴う保険適用条件の差にあり、個人輸入という文脈では同等に扱われます。
Q. 数量が少なければ税関を通過できますか?
注射剤は数量が少なくても、輸入確認証なしでは通関できません 。
厚生労働省・税関の規定では、注射製剤を含む医薬品について用法・用量から見て1ヶ月分以内であれば、輸入確認証なしに通関できる特例が設けられています。チルゼパチドは週1回投与のため、4本が1ヶ月相当と考えられます。
ただし、税関員の判断や通関状況によって保留・差し戻しとなる可能性は排除できません。また、通関できたとしても、品質・保管・副作用対応のリスクが残ることに変わりはありません。
Q. 個人輸入した薬で副作用が出たらどうすればいいですか?
使用を中止し、すぐに医療機関を受診してください。
激しい吐き気・腹痛・頻脈・低血糖症状などが現れた場合は、使用を中止して速やかに受診することが最優先です。
なお、個人輸入品による健康被害はPMDA「医薬品副作用被害救済制度」の対象外であり、治療費・通院費などの公的補償を受けることができません。副作用対応にかかる費用はすべて自己負担となる点に注意が必要です。
参考出典
厚生労働省|医薬品等の個人輸入について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/kojinyunyu/topics/tp010401-1.html
税関 Japan Customs|医薬品・化粧品等の個人輸入について(カスタムスアンサー1806)
https://www.customs.go.jp/tetsuzuki/c-answer/imtsukan/1806_jr.htm
東京税関|医薬品・化粧品等の個人輸入について
https://www.customs.go.jp/tokyo/zei/i_sodan1_15.htm
近畿厚生局|税関からハガキが届いた場合(個人の方)
https://kouseikyoku.mhlw.go.jp/kinki/gyomu/gyomu/yakkan/cust_kojin.html
近畿厚生局|医薬品等の輸入関係(輸入確認情報システム)
https://kouseikyoku.mhlw.go.jp/kinki/gyomu/gyomu/yakkan/
税関 Japan Customs|認定手続開始通知書(輸入者用)を受け取った方へ
https://www.customs.go.jp/mizugiwa/chiteki/pages/nintei-1.htm
財務省関税局|模倣品の水際取締り強化(令和4年10月1日施行)
https://www.customs.go.jp/mizugiwa/chiteki/pages/d_010/index.html
国民生活センター|模倣品に関するトラブルにご注意!
https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20221012_1.html
