GLP-1は注射と飲み薬どっちがいい?効果・副作用・費用の違いを徹底比較|医療法人良樹会T内科クリニック堺院|堺市北区新金岡町の内科・訪問診療

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医療コラム

GLP-1は注射と飲み薬どっちがいい?効果・副作用・費用の違いを徹底比較|医療法人良樹会T内科クリニック堺院|堺市北区新金岡町の内科・訪問診療

GLP-1は注射と飲み薬どっちがいい?効果・副作用・費用の違いを徹底比較

GLP-1は注射と飲み薬どっちがいい?効果・副作用・費用の違いを徹底比較

GLP-1を使ったダイエットを検討するとき、多くの人が迷うのが「注射と飲み薬のどっちがいいのか」という点です。効果や副作用、費用にどんな違いがあるのか、気になる人は多いのではないでしょうか。

まず前提として、注射と飲み薬の違いは投与方法・投与頻度・体内への吸収のされ方にあります。国内で承認されている効能・効果は薬剤ごとに異なり、どの薬剤を用いるか、そもそも使用できるかは、診察のうえ医師が医学的に判断します。

本記事では2026年8月時点の情報をもとに、GLP-1の注射と飲み薬について、作用の仕組みから種類一覧、効果・副作用・費用・保険適用、そしてタイプ別の選び方までを中立的に比較して解説します。

なお、GLP-1受容体作動薬は医師の処方が必要な医薬品です。ダイエット目的の使用は適応外(自由診療)にあたるため、必ず医療機関で相談したうえで検討してください。本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、診断や治療方針を示すものではありません。

お腹まわりが気になる人は、「医療ダイエットでお腹の部分痩せは可能?」の解説記事もあわせて参考にしてみてください。GLP-1を含む施術を比較しています。

※ 本記事は独自の調査・基準に基づき制作していますが、広告・プロモーションを含みます。
※ 本記事で取り扱う薬品は処方箋医薬品のため、医師の診察・処方が必要です。
※ 本記事で紹介する価格・情報は2026年8月時点のものです。
※ ダイエット目的での使用は適応外使用となり、保険適用外(自費診療)です。
※ 適応外使用(ダイエット目的での処方)による健康被害は、国内の医療機関で処方された場合であっても、国の「医薬品副作用被害救済制度」の救済対象外となる場合があります。

【自由診療・適応外使用に関する重要なご説明】

美容・痩身を目的としたGLP-1受容体作動薬の使用について、医療広告ガイドラインで求められる事項を記載します。

  • 自由診療であること:美容・痩身を目的とした処方は公的医療保険の対象外で、費用は全額自己負担となります。
  • 適応外使用・未承認医薬品であること:リベルサス・オゼンピック・マンジャロなどは、国内では2型糖尿病の治療薬として承認された医薬品です。美容・痩身を目的とした使用は、承認された効能・効果に含まれない適応外使用にあたります。サクセンダなど国内で承認されていない薬剤を用いる場合は、未承認医薬品の使用となります。
  • 国内で承認されている効能・効果/同種同効薬の承認状況:肥満症の治療薬として国内で承認されているものにウゴービ・ゼップバウンドがあります。これらは施設基準や患者要件を満たす場合にのみ保険診療の対象となります。
  • 入手経路:未承認医薬品は医師の個人輸入等により入手されます。個人輸入される医薬品には、品質・有効性・安全性が確認されていないなどのリスクがあります。
  • 標準的な費用:自由診療のため公定価格はありません。各クリニックの公表料金では、経口薬でおおむね月1万円台から、注射薬で月1万5,000円〜3万円台からとされています。用量・処方期間・クリニックにより異なります。
  • 治療期間・回数の目安:副作用を抑えるため少量から開始し、医師の判断で段階的に用量を調整します。経過の評価には数ヶ月単位の継続が必要になることが一般的です。再診や処方の間隔はクリニックにより異なります。
  • 主なリスク・副作用:吐き気・嘔吐・下痢・便秘・食欲不振などの消化器症状、低血糖のほか、まれに急性膵炎、胆嚢炎・胆管炎・胆汁うっ滞性黄疸、腸閉塞(イレウス)などの重大な副作用が報告されています。嘔吐を伴う持続的な激しい腹痛などが現れた場合は、ただちに医療機関を受診してください。
  • 諸外国における安全性情報:米国・欧州等でも使用されていますが、上記の重篤な副作用が報告されています。
  • 公的救済制度の対象外:適応外使用・未承認医薬品の使用による健康被害は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、特定の薬剤の使用を推奨するものではありません。使用の可否・薬剤の選択は、診察のうえ医師が医学的に判断します。

GLP-1とは?注射と飲み薬との違いをまず理解しよう

GLP-1の注射と飲み薬を比べる前に、まずGLP-1がどう作用して痩せにつながるのか、そして注射と飲み薬という2つの形の基本的な違いを整理しておきましょう。土台を押さえると、以降の効果や費用の比較が理解しやすくなります。

GLP-1注射も飲み薬も、成分が同じであれば作用の仕組みは共通で、主な違いは投与方法と体内への吸収のされ方にあります。注射は成分がほぼそのまま吸収されるのに対し、飲み薬は胃で分解され吸収される量が少ない点が主な特徴です。

GLP-1受容体作動薬の作用の仕組み

GLP-1受容体作動薬は、体内にあるGLP-1というホルモンの働きを薬で補う医療用医薬品です。国内では2型糖尿病の治療薬として承認されているものと、肥満症の治療薬として承認されているものがあり、承認された効能・効果は薬剤ごとに異なります。

GLP-1はもともと、食事をすると小腸から分泌され、インスリンの分泌を促して血糖値を下げるホルモンです。あわせて、脳に働きかけて満腹感を高めたり、胃の動きをゆるやかにして食べ物が長くとどまるようにしたりする作用もあります。

この作用を薬で補うと、少ない食事量でも満腹感が続きやすくなるとされています。ただし、これらの薬剤を美容・痩身を目的として使用する場合は、承認された効能・効果と異なる「適応外使用」にあたります。使用の可否や目的は、必ず診察のうえ医師が判断します。

GLP-1注射と飲み薬(内服)の基本的な違い

GLP-1注射と飲み薬の最も大きな違いは、投与方法と投与の頻度、そして体内への吸収率です。それぞれ使い勝手や効果の出方に影響します。

注射は皮下に注射するため成分が血液中に直接届き、吸収率(生体利用率)はほぼ100%とされます。投与頻度は週1回タイプが主流です。一方、飲み薬は毎日1回の服用が基本で、胃酸や消化酵素の影響を受けるため、吸収されるのは成分の1%未満といわれています。

この吸収率の差を補うため、飲み薬には「起床後すぐ、空腹の状態で少量の水と一緒に飲み、服用後しばらくは飲食を避ける」といった服用ルールがあります。手軽ではあるものの、決められた飲み方を守ることが大切です。

■注射と飲み薬の基本的な違い

投与方法 頻度 吸収率
注射 皮下注射 週1回タイプが主流 ほぼ100%
飲み薬 経口の錠剤 毎日1回 1%未満で服用ルールあり

なぜ糖尿病治療薬がダイエットに使われるのか

GLP-1のダイエットで使われるリベルサス・オゼンピック・マンジャロは、国内では2型糖尿病の治療薬として承認された薬です。ダイエット目的での使用は適応外にあたり、自由診療(全額自己負担)となる点を理解しておく必要があります。

これらの薬は血糖値を下げる過程で食欲が抑えられ、体重が減る効果が見られます。その効果に注目してダイエットに応用されているのが実情です。ただし国内で「肥満・ダイエット目的」として正式に承認されているわけではありません。

なお、肥満症の治療薬として承認されたウゴービという薬は別枠で、一定の基準を満たせば保険適用の対象になります。同じGLP-1でも、承認された用途や保険の扱いが薬によって異なる点は押さえておきましょう。

「糖尿病の薬をダイエットに使って大丈夫?」と不安になる人もいるかもしれません。だからこそ、必ず医師の診察を受けて、自分に使えるかどうかを確認することが大切です。

GLP-1注射・飲み薬の種類一覧

GLP-1には注射薬と飲み薬があり、注射薬のなかにも週1回タイプと毎日タイプなど複数の種類があります。ここでは代表的な薬剤を、成分や投与頻度、特徴とあわせて一覧で整理します。優劣をつけるものではなく、あくまで特徴の違いとして参考にしてください。

マンジャロ・オゼンピックなど

GLP-1注射薬には、週1回投与のタイプ(オゼンピック・トルリシティ・マンジャロ)と、毎日投与のタイプ(サクセンダ・ビクトーザ)があります。成分によって投与の頻度が変わります。

週1回タイプは通院や自己注射の手間が少なく、続けやすいのが特徴です。なかでもマンジャロは、成分のチルゼパチドがGIPとGLP-1という2つのホルモンに働く薬で、厳密にはGLP-1だけに働く他の薬とは仕組みがやや異なります。

また、肥満症の治療薬として承認されたウゴービ(成分はセマグルチド)は、BMIや合併症などの条件を満たした場合に保険適用の対象になります。同じ注射薬でも、承認された用途によって扱いが変わる点に注意が必要です。

リベルサス

現在、日本で処方される主なGLP-1の飲み薬はリベルサスです。成分はオゼンピックと同じセマグルチドで、GLP-1受容体作動薬として初めて経口投与が可能になりました。

錠剤のため注射が苦手な人でも取り入れやすく、GLP-1を初めて試す人にも選ばれやすい選択肢です。用量は3mg・7mg・14mgがあり、副作用を抑えるために少量から始めて段階的に増やしていくのが一般的です。

ただし前述のとおり、飲み薬は吸収率が低いため、空腹時に少量の水で飲むなどの服用ルールを守ることが効果を得るうえで重要になります。

注射と飲み薬の種類一覧比較

ここまで紹介した主なGLP-1を、タイプ・成分・投与頻度・特徴の観点で一覧にまとめました。全体像を把握したうえで、自分のライフスタイルに合いそうな選択肢を絞り込む参考にしてください。

■主なGLP-1の種類一覧(一般的な分類)

薬剤 タイプ 主な成分 投与頻度 特徴
マンジャロ 注射 チルゼパチド 週1回 GIPとGLP-1の2つに作用する
オゼンピック 注射 セマグルチド 週1回 リベルサスと同じ成分の注射版
トルリシティ 注射 デュラグルチド 週1回 操作が簡単な使い切りタイプ
サクセンダ 注射 リラグルチド 毎日 用量を細かく調整しやすい
ビクトーザ 注射 リラグルチド 毎日 使用実績が長い
ウゴービ 注射 セマグルチド 週1回 肥満症治療薬として承認、条件を満たせば保険対象
リベルサス 飲み薬 セマグルチド 毎日 初の経口GLP-1、注射が苦手な人向け

2026年7月時点の一般的な分類です。承認状況や取り扱いはクリニックにより異なります。マンジャロの成分チルゼパチドは厳密にはGIP/GLP-1受容体作動薬です。

【徹底比較】GLP-1は注射と飲み薬どっちが効果ある?

GLP-1を選ぶうえで多くの人が気にするのが「注射と飲み薬でどっちが効果があるのか」という点です。研究データをもとに、減量効果の傾向や、効果を実感するまでの期間を中立的に見ていきます。

体内への吸収のされ方には差があり、同じ成分でも注射と経口とでは臨床研究で報告されている経過に違いがみられます。ただし、これは研究で示された集団全体の傾向であり、個々の人にどのような変化が起きるかを示すものではありません。効果には大きな個人差があります。

注射と経口の吸収のされ方の違い

同じ成分でも、注射のほうが体重減少効果はやや大きい傾向があります。これは、注射のほうが成分の吸収率が高いことが背景にあると考えられています。

ある研究では、オゼンピック(注射)を使った人はリベルサス(経口)を使った人よりも体重減少がやや大きかったと報告されています。別の研究でも、経口タイプは血糖の改善に、注射タイプは体重減少に、それぞれより寄与しやすい傾向が示されました。

とはいえ、飲み薬でも減量効果は確認されています。効果の差は「どちらかがまったく効かない」というものではなく、あくまで傾向の違いとして捉えるのが適切です。

効果が出るまでの期間と「痩せない」と感じる原因

GLP-1は副作用を抑えるため少量から始めて徐々に増量するので、効果を実感するまでには数週間から数ヵ月かかることが多いです。「痩せない」と感じる背景には、いくつかの原因があります。

まず、増量の途中である初期は効果が出にくい時期です。また、GLP-1は食欲を抑える作用が中心のため、暴飲暴食を続ければ効果は限定的になります。減る体重には個人差が大きく、「1ヶ月で何kg」と一律には言えません。

「痩せない」と感じる主な原因

  • 少量から漸増する初期で、まだ効果が出にくい時期
  • 食欲抑制が中心のため、食生活が乱れると効果が限定的
  • 減量幅には個人差が大きく、期待値が高すぎる

GLP-1注射と飲み薬の副作用・危険性を比較

GLP-1を検討する人が最も気になるのが副作用や危険性です。注射と飲み薬に共通する副作用、まれに起こる重大なリスク、注射の痛みの実際、そして使えない人について、最新の情報をもとに誇張なく整理します。

あらかじめリスクを正しく知っておくことが、「思っていたのと違う」という後悔を避けるうえで最も重要です。

副作用・危険性で押さえたいポイント

共通する副作用(吐き気・下痢・便秘など)

GLP-1の注射・飲み薬に共通して最も多い副作用は、吐き気・下痢・便秘などの消化器症状です。多くは飲み始めや増量したときに出やすく、体が慣れると軽くなっていく傾向があります。

これは、GLP-1が胃の動きをゆるやかにする作用を持つためです。少量から少しずつ増やしていくのは、こうした副作用をやわらげる目的もあります。

症状が強く出る場合や長く続く場合は、我慢せず医師に相談することが大切です。用量を調整したり、いったん中止したりといった対応が必要になることもあります。

とくに激しい嘔吐や下痢が続くと脱水を起こし、急性腎障害につながるおそれがあります。水分が取れない、尿の量が明らかに減った、立ちくらみがするといった場合は、自己判断で続けず医療機関を受診してください。

「痛い」「危険」は本当か

注射というと痛みが心配になりますが、GLP-1注射は極細の針を使った皮下注射で、痛みは比較的軽いとされます。感じ方には個人差がありますが、強い痛みが続くものではありません。

「後悔した」という声の多くは、副作用のつらさや、思ったより痩せなかった、費用が続かなかったといった期待とのギャップから生まれています。

一方で、急性膵炎は各製剤の添付文書に「重大な副作用」として記載されている症状です。頻度としてはまれですが、減量目的で使用した場合に急性膵炎のリスクが上昇する可能性を指摘する疫学研究も報告されており、「危険性はない」と言い切れるものではありません。

厚生労働省も2026年6月16日付でGLP-1受容体作動薬・GIP/GLP-1受容体作動薬の適正使用について通知を発出しています。上腹部(みぞおち)の持続する強い痛み、背中に抜ける痛み、繰り返す嘔吐といった症状が出たときは、自己判断で様子を見ずに直ちに医療機関を受診してください。

参考:PMDA 医療用医薬品添付文書(オゼンピック・リベルサス・マンジャロ等)/厚生労働省「GLP-1受容体作動薬及びGIP/GLP-1受容体作動薬の適正使用について」(2026年6月16日)

GLP-1を使えない人・向いていない人

GLP-1は誰でも使えるわけではありません。1型糖尿病の人、膵炎の既往がある人、妊娠中や妊娠を計画している人などは、使用できない、または慎重な判断が必要とされています。

GLP-1はインスリンそのものではないため、インスリンが必要な1型糖尿病の血糖管理を代わりに担うものではありません。また、膵炎の既往や特定の病気がある場合は使用が制限されることがあります。

1型糖尿病の人への投与は添付文書上も適応がなく、インスリン治療の代わりにはなりません。また、妊娠中・妊娠を計画している人・授乳中の人は使用できません。製剤によっては、中止後も一定期間の避妊が必要とされているため、妊娠の予定がある場合は事前に医師へ伝えてください。

自己判断で使うのではなく、必ず医師の診察を受けて、自分が使える体質・状態かどうかを確認することが欠かせません。処方前の問診・血液検査などのチェックと、使用開始後の定期的な受診は、副作用を早く見つけるために欠かせない手順です。これは注射・飲み薬のどちらにも共通する注意点です。

GLP-1注射と飲み薬の費用・保険適用を比較

GLP-1を続けるうえで無視できないのが費用です。ダイエット目的では保険が使えず全額自己負担になるため、注射と飲み薬でどのくらい費用が違うのか、保険適用の条件とあわせて整理します。安さに惹かれた個人輸入の危険性にも触れます。

大前提として、ダイエット目的のGLP-1は自由診療で保険適用外となり、費用は全額自己負担になります。金額はあくまで相場の目安で、クリニックや用量により異なります。

費用相場の比較

美容・痩身を目的とした処方は自由診療となり、公定価格がないためクリニックが独自に料金を設定しています。薬剤の種類・用量・処方期間によって費用は大きく異なります。以下は各クリニックが公表している料金をもとにした一般的な目安であり、実際の費用は診察のうえ提示される金額をご確認ください。

■GLP-1の費用相場の目安(ダイエット目的・自由診療)

薬剤(タイプ) 費用相場の目安(月額)
リベルサス(飲み薬) 1万~1万5,000円程度
オゼンピック(注射) 1万5,000円程度~
マンジャロ(注射) 3万円程度~

2026年7月時点の一般的な相場の目安です。用量・クリニックにより変動し、別途 診察料や送料がかかる場合があります。

注射のなかでも用量が上がると費用は高くなりやすく、続けるほど総額もかさみます。1回あたりだけでなく、数ヵ月続けた場合の総額で考えることが大切です。

GLP-1注射・飲み薬は保険適用される?

ダイエット目的でのGLP-1は、注射・飲み薬のどちらも保険適用外です。保険が使えるのは、2型糖尿病の治療として処方される場合などに限られます。

リベルサス・オゼンピック・マンジャロは、2型糖尿病の治療薬としては保険適用されますが、美容・ダイエット目的で処方を受ける場合は自由診療で全額自己負担となります。

例外として、肥満症の治療薬ウゴービは、BMIが一定以上で高血圧や脂質異常症などの健康障害を伴うといった厳格な基準を満たした場合にのみ、保険適用の対象です。美容目的では対象外です。

ダイエット目的のGLP-1処方を受ける前に知っておきたいこと

  • リベルサス・オゼンピック・マンジャロなどは、国内では2型糖尿病の治療薬として承認された医薬品です。ダイエット・美容目的での使用は適応外使用(承認された効能・効果以外での使用)にあたります
  • 入手経路は、国内の医療機関で医師の処方を受けるかたちになります(個人輸入で入手した医薬品は品質が保証されません)
  • 肥満症の治療薬としては、国内でウゴービ・ゼップバウンドが承認されています。ただし処方には所定の基準を満たす必要があります
  • 海外では肥満症治療薬として承認・使用されている成分もありますが、安全性情報は製剤・用量によって異なります
  • 適応外使用で重篤な健康被害が生じた場合、国内の医療機関で処方された場合であっても、国の「医薬品副作用被害救済制度」の救済対象外となる場合があります

参考:厚生労働省「医療広告ガイドライン」PMDA「医薬品副作用被害救済制度」

個人輸入・通販・SNS入手が危険な理由

費用の安さに惹かれて、個人輸入や通販、SNSでGLP-1を手に入れようとするのは非常に危険です。偽造品や品質の不明な薬をつかむリスクがあり、健康被害が起きても公的な救済を受けられません。

個人輸入品は、国内で流通する医薬品のような品質・有効性・安全性の確認がされていません。万が一副作用が出ても、医薬品副作用被害救済制度の対象外となり、自己責任になってしまいます。国民生活センターも、糖尿病治療薬を痩身目的で自己注射させるケースについて注意を呼びかけています。

個人輸入・通販・SNS入手の主なリスク

  • 偽造品や品質不明の薬をつかむおそれがある
  • 副作用が出ても救済制度の対象外で自己責任になる
  • 用量や使い方の指導がなく、健康被害につながりやすい

GLP-1は必ず医療機関を受診し、医師の診断と処方を受けたうえで使うようにしてください。安さより安全を優先することが、結果的に後悔しない選択につながります。

結局GLP-1は注射と飲み薬どっちがいい?タイプ別の選び方

ここまでの比較を踏まえ、「結局どっちを選べばよいのか」をタイプ別に整理します。注射が向いている人・飲み薬が向いている人を具体的に示し、使い方の違いもあわせて解説します。最終的な判断は医師と相談して決めましょう。

選び方で押さえたいポイント

注射タイプの特徴と検討時の確認点

投与の頻度や手間を重視する場合、週1回タイプの注射が検討されることがあります。ただし、どの剤形・薬剤を用いるかは、診察のうえ医師が医学的に判断します。

週1回タイプの注射は、毎日の服薬管理の手間が少なく、飲み忘れの心配も減ります。一方で、自己注射の手技や保管方法、使用後の針の処分といった管理が必要になります。飲み薬の服用ルール(起床時の空腹時・少量の水)を守るのが難しいと感じる場合、その点を医師に相談してみるとよいでしょう。

注射タイプで確認しておきたい点

  • 毎日の服薬管理が面倒・飲み忘れが心配な人
  • 通院や服薬の頻度を少なくしたい人
  • 飲み薬の服用ルールが煩わしいと感じる人

経口タイプの特徴と検討時の確認点

注射に抵抗がある場合や、自己注射の管理が難しい場合には、経口薬が検討されることがあります。こちらも、使用できるかどうかは診察のうえ医師が判断します。

錠剤のため、注射の痛みや自己注射・針の処分といった負担がありません。一方で、起床時の空腹時に少量の水で服用し、その後しばらく飲食を控えるという服用ルールを毎日守る必要があります。体質や既往歴によっては使用できない場合があるため、医師に確認してください。

経口タイプで確認しておきたい点

  • 注射に抵抗がある・痛みが不安な人
  • まずは手軽に少量から始めたい人
  • 月々の費用をできるだけ抑えたい人

使い方の違い(頻度・タイミング)

注射と飲み薬では、使い方も異なります。注射はお腹・太もも・上腕などに自分で皮下注射し、週1回タイプなら毎回同じ曜日に行うのが基本です。飲み薬は毎朝空腹時に少量の水で服用します。

注射薬は保管方法(冷蔵が必要なものなど)や、使用後の針の処分にもルールがあります。飲み薬も服用のタイミングを守らないと十分な効果が得られないことがあるので注意が必要です。いずれも、処方元のクリニックの指示に従って正しく使うことが大切です。

注射と飲み薬のどちらが合うかは、生活スタイルや不安に感じるポイントによって変わります。カウンセリングで正直に相談して、自分に無理なく続けられる方を選ぶのがおすすめです。

GLP-1注射と飲み薬に関するよくある質問

最後に、GLP-1の注射と飲み薬に関して、よく寄せられる質問をまとめました。

よくある質問

  • GLP-1注射で1ヶ月に何kg痩せますか?
  • GLP-1注射は毎日打つ必要がありますか?
  • マンジャロはなぜ危ないと言われるのですか?
  • 芸能人のようなビフォーアフターは誰でも実現できますか?
  • 使い終わった注射針はどう捨てますか?

GLP-1注射で1ヶ月に何kg痩せますか?

減る体重には大きな個人差があり、一律には言えません。

用量や生活習慣によって変わり、少量から徐々に増やしていくため、始めたばかりの時期は効果を実感しにくいこともあります。

GLP-1注射は毎日打つ必要がありますか?

薬によって異なります。

オゼンピックやマンジャロは週1回、サクセンダやビクトーザは毎日タイプです。飲み薬のリベルサスは毎日1回服用します。

マンジャロはなぜ危ないと言われるのですか?

吐き気などの消化器症状や、まれに起こる重大な副作用が主な理由です。

ダイエット目的での使用は、保険適応外にあたることや、個人輸入品への懸念も背景にあります。必ず医師の管理下で使うことが大切です。

芸能人のようなビフォーアフターは誰でも実現できますか?

効果には個人差があり、誰でも同じ結果になるとは限りません。

体験談やビフォーアフターの写真は参考程度にとどめ、過度な期待をしないことが後悔を防ぐうえで大切です。

使い終わった注射針はどう捨てますか?

自己判断で一般ゴミに捨てず、処方元のクリニックの指示に従って処分してください。

薬の保管方法(冷蔵が必要なものなど)についても、医師の指示を守ることが重要です。

出典・参考:国民生活センター(痩身目的の自己注射に関する注意喚起)/各薬剤の添付文書・公的機関の情報/研究データ(2026年7月時点)。本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、GLP-1受容体作動薬の使用可否や用量は必ず医師にご相談ください。