クッシング症候群の好酸球減少とは?コルチゾール過剰が引き起こす症状を解説|医療法人良樹会T内科クリニック堺院|堺市北区新金岡町の内科・訪問診療

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医療コラム

クッシング症候群の好酸球減少とは?コルチゾール過剰が引き起こす症状を解説|医療法人良樹会T内科クリニック堺院|堺市北区新金岡町の内科・訪問診療

クッシング症候群の好酸球減少とは?コルチゾール過剰が引き起こす症状を解説

クッシング症候群という言葉を聞いたことがあっても、その症状は多岐にわたり、時には見過ごされがちなサインが現れることもあります。
体の内部で起こるホルモンバランスの乱れは、様々な形で現れますが、血液検査で確認できる「好酸球」の数値の変化も、その一つとして注目されることがあります。
この好酸球の減少が、クッシング症候群とどのように関連しているのか、そしてクッシング症候群とは具体的にどのような病気なのかを解説します。

クッシング症候群と好酸球の関係

クッシング症候群は好酸球減少を伴う

クッシング症候群は、体内でコルチゾールというホルモンが過剰に分泌される状態ですが、このコルチゾールの影響により、血液中の好酸球が減少することが知られています。
好酸球は、アレルギー反応などに関わる白血球の一種ですが、クッシング症候群においては、その数が基準値よりも低くなる傾向が見られます。

好酸球減少は非特異的症状の一つ

ただし、血液検査における好酸球の減少は、クッシング症候群特有の症状ではありません。
喘息やアレルギー性疾患、あるいは他の様々な疾患やストレスによっても好酸球は減少することがあります。
そのため、好酸球の減少だけを根拠にクッシング症候群と診断することはできません。
他の症状や検査結果と合わせて、総合的に判断される必要があります。

クッシング症候群とはどのような病気か

コルチゾール過剰による高血圧症

クッシング症候群は、主に副腎皮質から分泌されるコルチゾールが過剰になることで引き起こされる疾患群の総称です。
コルチゾールの過剰な作用は、体内の様々な機能に影響を及ぼし、その結果として高血圧症を招くことがあります。
これは、コルチゾールが血圧を調整するホルモンに似た働きを持つためです。

中心性肥満や満月様顔貌が特徴

クッシング症候群に特徴的な身体的変化として、中心性肥満が挙げられます。
これは、顔や首、胴体部分に脂肪がつきやすく、手足は比較的細いままであるという特徴があります。
特に顔には脂肪が集中し、「満月様顔貌(まんげつようがんぼう)」と呼ばれる丸みを帯びた顔つきになることがあります。
また、皮膚が薄くなったり、赤紫色の線(皮膚線条)が現れたりすることも特徴的です。

アンドロゲン過剰による男性化症状も

コルチゾールの過剰分泌に伴い、アンドロゲン(男性ホルモン)の分泌も過剰になることがあります。
これにより、女性においては、声が低くなったり、体毛が濃くなったりする(多毛)、ニキビができやすくなる(ざ瘡)といった男性化症状が現れることがあります。

まとめ

クッシング症候群は、コルチゾールというホルモンの過剰分泌によって引き起こされる病気であり、高血圧症や中心性肥満、満月様顔貌、男性化症状など、多岐にわたる症状が現れます。
血液検査で観察される好酸球の減少は、この病気の非特異的なサインの一つですが、それだけでは診断に至るものではありません。
好酸球減少をはじめとする様々な症状は、体内のホルモンバランスの乱れを示唆する可能性があり、疑わしい場合は専門医による詳細な検査と診断が重要となります。