Lymphが低い原因とは?免疫機能低下につながる理由を解説|医療法人良樹会T内科クリニック堺院|堺市北区新金岡町の内科・訪問診療

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医療コラム

Lymphが低い原因とは?免疫機能低下につながる理由を解説|医療法人良樹会T内科クリニック堺院|堺市北区新金岡町の内科・訪問診療

Lymphが低い原因とは?免疫機能低下につながる理由を解説

血液検査の結果で「リンパ球が低い」と示された時、その数値が何を意味するのか、ご自身の健康状態について不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。
リンパ球は、私たちの体を病原体から守る免疫システムにおいて、非常に重要な役割を担っています。
この大切なリンパ球の数が減少する背景には、様々な要因が考えられます。
その原因や、リンパ球が低い状態が体にもたらしうる影響について、詳しく見ていきましょう。

リンパ球が低い原因とは

リンパ球が減少する原因は多岐にわたります。
主なものとして、感染症やストレス、薬剤の影響、そして様々な病気が挙げられます。

感染症やストレスによる減少

風邪などの一般的な感染症から、インフルエンザウイルス、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)といった特定のウイルス感染症まで、様々な感染症によってリンパ球は消費されたり、免疫システムが影響を受けたりして減少することがあります。
また、持続的な精神的・肉体的ストレスの多い状況も、免疫システムのバランスを崩し、リンパ球の数に影響を与える可能性があります。

薬剤や治療による減少

特定の薬剤には、リンパ球の数を減少させる副作用を持つものがあります。
例えば、免疫を抑制する目的で使用される免疫抑制剤や、がん治療に用いられる抗がん剤、化学療法、放射線療法などが挙げられます。
また、ステロイドホルモンの一種であるコルチコステロイド(プレドニゾンなど)の使用も、リンパ球の減少を引き起こすことがあります。

低栄養や病気による減少

慢性的な低栄養状態は、リンパ球を十分に生成するための栄養素が不足するため、リンパ球の減少を招くことがあります。
さらに、リンパ球の減少は、全身性エリテマトーデスや関節リウマチといった自己免疫疾患、白血病やリンパ腫といった血液のがん、後天性免疫不全症候群(AIDS)や先天性免疫不全症候群などの、より重篤な病気のサインである可能性も指摘されています。

リンパ球が低い状態が示すこと

リンパ球が低い状態、すなわちリンパ球減少症は、体の免疫機能に影響を与え、様々なリスクを高める可能性があります。

免疫機能の低下と感染リスク上昇

リンパ球は、体外から侵入した細菌、ウイルス、真菌、寄生虫などと戦う免疫システムの中心的な役割を担っています。
リンパ球の数が減少すると、これらの病原体に対する体の防御力が低下し、感染症にかかりやすくなるリスクが高まります。
また、感染症にかかった際に重症化しやすくなったり、健康な時には発症しないような日和見感染症にかかる可能性も出てきます。

重篤な病気の可能性

リンパ球の著しい減少は、単なる一時的な体調不良ではなく、より深刻な病気の兆候である場合があります。
前述した後天性免疫不全症候群(AIDS)、白血病、リンパ腫、特定の自己免疫疾患など、生命に関わる可能性のある病気が原因となっていることも考えられます。
そのため、リンパ球が低い状態が続く場合は、速やかに医療機関を受診し、原因を特定するための詳しい検査を受けることが非常に重要です。

まとめ

血液検査でリンパ球が低い場合、その背景には感染症、ストレス、薬剤、低栄養、自己免疫疾患、がん、HIV感染症など、多様な原因が考えられます。
リンパ球は免疫機能の要であり、その減少は感染症への抵抗力を弱め、重症化リスクを高めます。
また、見過ごせない病気のサインである可能性も示唆します。
リンパ球の減少が続く際は、速やかに医療機関を受診し、原因究明と適切な治療を進めることが、健康維持のために不可欠です。