多血症とは?病気の特徴や特有の症状を解説
- 2026年7月25日
- お知らせ
多血症は、血液中の赤血球が増えすぎることで血液が濃くなり、さまざまな体調不良を引き起こす可能性がある病気です。
特に女性の場合は、疲れやすさやめまいなどの症状を更年期や貧血と勘違いしてしまうこともあります。
多血症には酸素不足が原因となるものや、骨髄の異常によって発症するものなど複数の種類があり、原因によって治療方法も異なります。
そこで今回は、多血症の特徴や原因、女性にみられやすい症状について解説します。
多血症とはどんな病気
赤血球が増加する状態
多血症とは、血液中の赤血球の数が健康な状態よりも多くなっている状態を指します。
赤血球は、体中に酸素を運ぶ大切な役割を担っていますが、その数が増えすぎると、血液が濃くなり、流れが悪くなることがあります。
成人女性の赤血球の基準値は一般的に350〜500万/μLとされていますが、これを超える場合に多血症が疑われます。
原因は酸素不足や骨髄異常
多血症の原因は多岐にわたります。
体内の酸素が不足している状態が続くと、より多くの酸素を運ぶために赤血球が増加する「二次性多血症」があります。
これは、肺疾患や睡眠時無呼吸症候群、喫煙などが関連していることがあります。
また、血液を作る骨髄自体に異常が起こり、赤血球が過剰に作られてしまう「真性多血症」という病気もあります。
血液が濃くなるリスク
赤血球が増加すると、血液の粘度が高まります。
これにより、血流が悪化し、全身の様々な部位で問題を引き起こす可能性があります。
特に、血栓(血の塊)ができやすくなるリスクが高まり、脳梗塞や心筋梗塞といった重篤な合併症につながる恐れがあるため、注意が必要です。

女性の多血症に現れる症状
頭痛やめまいが生じる
血液が濃くなることによって脳の血流が悪化すると、頭痛やめまいといった症状が現れることがあります。
これらの症状は、集中力の低下や日常生活への支障につながることも少なくありません。
倦怠感や息切れを感じる
赤血球が増加しても、それが体内の酸素運搬能力の向上に必ずしも繋がるとは限りません。
むしろ、血液の流れが悪くなることで、全身への酸素供給が滞り、原因不明の疲労感や倦怠感、さらには息切れを感じることがあります。
皮膚のかゆみや赤みが出る
多血症の症状として、皮膚に変化が現れることもあります。
具体的には、皮膚がかゆくなったり、顔色などが普段よりも赤みを帯びたりすることがあります。
これは、血液の循環や成分の変化が皮膚に影響を与えている可能性が考えられます。

まとめ
赤血球が過剰に増える多血症は、血液が濃くなることで血流が悪化し、頭痛、めまい、倦怠感、息切れ、皮膚のかゆみや赤みなどの様々な症状を引き起こす病気です。
原因は酸素不足によるものや、骨髄の異常によるものなど様々であり、放置すると脳梗塞などの重篤な合併症のリスクを高めます。
ご自身の体に気になる症状がある場合は、早めに医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けることが大切です。
早期発見・早期対応が、健康維持につながります。
