中用量ピルの副作用はいつまで?対処法とおすすめオンライン診療クリニック9選|医療法人良樹会T内科クリニック堺院|堺市北区新金岡町の内科・訪問診療

〒591-8021 大阪府堺市北区新金岡町5丁目3番10
072-276-4250
ヘッダー画像

医療コラム

中用量ピルの副作用はいつまで?対処法とおすすめオンライン診療クリニック9選|医療法人良樹会T内科クリニック堺院|堺市北区新金岡町の内科・訪問診療

中用量ピルの副作用はいつまで?対処法とおすすめオンライン診療クリニック9選

【広告】この記事には広告・アフィリエイトリンクが含まれます。

!【免責事項】
当サイトは情報提供を目的としており、処方や診療の受付・相談窓口ではございません。サービスの内容については、各公式サイトまたは各社のお問い合わせ窓口へ直接ご連絡ください。

旅行や結婚式に生理が重なりそうで中用量ピルを検討しているものの、「吐き気がつらいと聞いて不安」「副作用はいつからいつまで続くのか」と迷っていないでしょうか。

中用量ピル(プラノバール配合錠)の添付文書には、悪心・嘔吐や頭痛、浮腫などが0.1〜5%未満の頻度で記載されています。ただし副作用が出る時期にはある程度の傾向があり、服用後2〜3時間ごろにピークを迎え、飲み始めの3〜7日間が最も強く、1〜2週間で落ち着いていくとされています。なおこの時間の目安は添付文書に記載されているものではありません。添付文書の薬物動態(ノルゲストレルの血中濃度は服用3時間後に最高に達する)と、診療の現場で説明される一般的な経過をもとにした目安です。あらかじめ時間の見通しを持ち、吐き気止めを一緒に処方してもらえば、必要以上に不安を抱えずに済みます。

そこで、副作用への備えという観点から、吐き気止めの処方に対応するオンライン診療クリニックを先に紹介します。

※ 中用量ピル(プラノバール配合錠)は処方箋医薬品のため、医師の診察・処方が必要です。
※ 旅行等を目的とした生理日移動は承認された効能・効果に含まれない適応外使用であり、公的医療保険の対象外(自由診療・全額自己負担)です。
※ 適応外使用で重篤な健康被害が生じた場合、医薬品副作用被害救済制度(PMDA)の給付対象外となることがあります。
※ CLINICFORの情報提供元:CLINICFOR

■吐き気止めの処方に対応しているオンライン診療クリニックの例

こんな人向け クリニック名 特徴 公式サイト
吐き気止めを多めに欲しい クリニックフォア

吐き気止め21錠がピルと同数で付属。

追加費用なし

公式サイト
総額を抑えたい レバクリ

吐き気止めをセットで処方。

初診料・診察料も0円

公式サイト
今日中に受け取りたい DMMオンラインクリニック

24時間診療。

対象エリアなら最短当日到着

公式サイト

本記事では、中用量ピルの副作用にどんな症状があるのか、いつから出ていつまで続くのか、太るという話は本当なのかを、添付文書の記載にもとづいて解説します。症状別の対処法と、これらのピルを扱うオンライン診療クリニック9社の比較もあわせて紹介します。

※ 料金や診療時間は2026年8月時点の各サービス公式サイトおよび公開情報に基づきます。最新の情報は公式サイトでご確認ください。

※ 中用量ピルは医師の処方が必要な医療用医薬品です。本記事は情報提供を目的としており、診断や治療の代替ではありません。症状の判断は必ず医師にご相談ください。

※ 旅行やイベントに合わせた生理日移動を目的とする処方は、添付文書に記載された効能・効果には含まれない適応外使用にあたり、自由診療(全額自己負担)となります。

中用量ピル(プラノバール)の副作用にはどんな症状がある?発現頻度一覧

画像引用:スマルナ

日本で処方されている中用量ピルはプラノバール配合錠で、ノルゲストレル0.5mgとエチニルエストラジオール0.05mgを含みます。副作用としてどのような症状が起こりうるかは、添付文書に発現頻度とともに明記されています。

添付文書では、発現率を算出できる副作用は0.1〜5%未満、報告はあるものの頻度を特定できない副作用は頻度不明として区別されています。まずは全体像を確認しておきましょう。

■中用量ピル(プラノバール配合錠)の副作用と発現頻度

分類 0.1〜5%未満 頻度不明
消化器 悪心・嘔吐、食欲不振、胃痛等 下痢、腹痛、便秘、口内炎、口渇等
精神神経系 頭痛、眠気、倦怠感 めまい、神経過敏等
電解質代謝 浮腫、体重増加
子宮 不正出血(破綻出血、点状出血) 経血量の変化、帯下の増加等
乳房 乳房緊満感 乳房痛等
肝臓 肝機能の異常 黄疸等
循環器 動悸、血圧上昇等
皮膚 ざ瘡等 色素沈着等
過敏症 発疹等
その他 熱感、腰痛、肩こり、冷感 コンタクトレンズがうまく調節されない等

※プラノバール配合錠の電子添文をもとに作成。発現頻度は使用成績調査を含みます。参考:KEGG 医療用医薬品 プラノバール配合錠日経メディカル 処方薬事典

中用量ピルの副作用で多いのは吐き気・嘔吐

中用量ピルで最も代表的な副作用は悪心・嘔吐です。添付文書では食欲不振・胃痛とともに、消化器の副作用として0.1〜5%未満の頻度で記載されています。

吐き気が出やすい背景には、含まれるエストロゲンの量があります。中用量ピルはエチニルエストラジオールを1錠あたり0.05mg含み、低用量ピルよりホルモン量が多い分、消化器の症状として自覚されやすいと考えられています。

ただし、吐き気は服用のタイミングを工夫することで軽減が期待できる症状でもあります。具体的な対処法は記事後半でご紹介しているのでご確認ください。

頭痛・むくみ・乳房の張りなど中用量ピルの副作用に多い症状

吐き気以外にも、0.1〜5%未満の頻度で記載されている症状があります。頭痛・眠気・倦怠感といった精神神経系の症状、浮腫と体重増加、そして乳房緊満感です。

むくみや乳房の張りは、エストロゲンに体内の水分やナトリウムを保持する働きがあることと関係しています。頭痛や眠気、倦怠感は、ホルモン量の変化が自律神経に影響することで生じると考えられています。

これらはいずれも添付文書上で比較的よくみられる副作用として位置づけられていますが、症状の出方には個人差があります。

不正出血・肌荒れ・動悸など中用量ピルの副作用として現れる症状

不正出血、にきび(ざ瘡)、熱感、腰痛、肩こり、冷感は0.1〜5%未満の頻度で記載されています。一方、下痢・腹痛・便秘といった消化器症状、動悸、めまい、発疹、色素沈着などは頻度不明に分類されています。

ここで注意したいのは、頻度不明という記載の意味です。これは発現率を算出できないという意味であり、その症状が起こらないという意味ではありません。頻度不明に分類されている症状であっても、実際に現れる可能性はあります。

添付文書の頻度表記の読み方

  • 0.1〜5%未満は、調査によって発現率を算出できた副作用
  • 頻度不明は、報告はあるが発現率を特定できない副作用
  • 頻度不明は「起こらない」という意味ではない
  • 記載のない症状が絶対に起こらないと断定することもできない

中用量ピルの副作用が出る確率はどのくらい?

副作用が出る確率を知りたい場合、参考になるのは添付文書の発現頻度です。悪心・嘔吐や頭痛、浮腫といった代表的な副作用は0.1〜5%未満、重大な副作用である血栓症は0.1〜0.2%未満と記載されています。

この数値は製造販売後の使用成績調査を含むデータにもとづいており、発現頻度の根拠として信頼性の高い情報です。0.1〜5%未満という幅があるのは、症状ごとに発現率が異なるためです。

ただし、これはあくまで服用者全体の統計です。体質や服用期間、服用の目的によって実際の出方は異なるため、自分に必ず当てはまるわけではない点は理解しておきましょう。

中用量ピルの副作用はいつから?いつまで続くのかを時系列で解説

中用量ピルの副作用で最も気になるのは、いつから出ていつまで続くのかという時間の見通しではないでしょうか。症状が出る時期には一定の傾向があるため、あらかじめ知っておくと過度に不安にならずに済みます。

服用開始からの経過を、時期ごとに整理しました。

■中用量ピルの副作用の時系列の目安

時期 起こりやすい状態 対応の目安
服用後2〜3時間 吐き気・頭痛が強く出やすいピークの時間帯 就寝前に服用し、睡眠中にこの時間帯を過ごす
服用開始〜3日目 ホルモン環境の変化が大きく症状を自覚しやすい 予定を詰め込まず、休息をとりやすくしておく
4日目〜1週間 副作用が最も強く感じられやすい時期 つらい場合は吐き気止めの使用を医師に相談する
1〜2週間 体が慣れて症状が軽くなっていくことが多い 生理日移動の場合は服用終了とともに収まる
1ヶ月以上
(月経困難症などで継続服用している場合)
通常の経過より長引いている状態 自己判断で中断せず医療機関を受診する

※一般的な傾向をまとめたものであり、症状の出方や期間には個人差があります。

中用量ピルの副作用は服用の2〜3時間後がピークになりやすい

中用量ピルの吐き気や頭痛は、服用直後ではなく服用してから2〜3時間ごろに強く出やすいとされています。これは成分が血液中に吸収され、血中濃度が高まるタイミングと重なるためです。

逆にいえば、このピークの時間帯を知っておくことで対策が立てられます。就寝前に服用すれば、症状が強くなる時間帯を睡眠中に過ごせるため、つらさを感じにくくなります。

ピークを過ぎると症状は徐々に和らいでいくことが多く、その日1日中ずっと続くわけではありません。

中用量ピルの副作用が最も強いのは飲み始めの3〜7日間

1日単位ではなく服用期間全体で見ると、副作用が最も強く出やすいのは服用開始から3〜7日間です。この時期は体内のホルモン環境が急激に変化するため、体が順応するまでに数日を要します。

生理日移動を目的とする場合、服用期間は10日間前後になることが多く、飲み始めの数日が体感的につらい時期にあたります。この時期に大切な予定を入れないよう調整しておくと安心です。

初めて中用量ピルを服用する人ほど、この期間の変化を強く感じる傾向があるといわれています。

中用量ピルの副作用は1〜2週間で落ち着くことが多い

生理日移動が目的の場合はご注意ください

生理日移動での服用期間は7〜14日程度で、旅行や式の当日も服用期間中にあたることがほとんどです。「1〜2週間で落ち着く」という目安は数ヶ月にわたって継続服用する場合の経過を含んでおり、本番当日までに副作用が必ず消える、という意味ではありません。当日に備えるなら、吐き気止めをあらかじめ処方してもらっておくのが確実です。

吐き気などの副作用は、1〜2週間程度で改善することが多いとされています。服用を続けるうちに体内のホルモン環境が安定し、急激な変動による症状が起こりにくくなるためです。

生理日移動が目的の場合は服用期間そのものが短いため、服用の終了とともに症状も収まっていきます。飲み終えてから数日後に消退出血が起こり、もとの周期に戻っていく流れです。

長期にわたって服用する場合でも、体がホルモンの変化に慣れるにつれて副作用は軽くなっていく傾向があります。

中用量ピルの副作用が1ヶ月以上続く場合は受診を検討する

旅行や結婚式にあわせた生理日移動では、中用量ピルの服用期間は7〜14日程度です。服用を終えると2〜3日で消退出血が起こり、ホルモンの血中濃度も下がるため、副作用が1ヶ月以上続くことは通常ありません

1ヶ月以上という目安が問題になるのは、月経困難症や子宮内膜症の治療で数ヶ月にわたって継続服用している場合です。この場合に副作用が1ヶ月以上続いたり、日常生活に支障が出るほど強かったりするときは、体質に合っていない可能性があります

生理日移動の目的で服用したのに、飲み終えたあとも症状が長引くときは、ピル以外の原因が隠れていることも否定できません。いずれの場合も自己判断で放置せず、医療機関を受診してください。

ただし、吐き気や倦怠感といった軽い症状がつらいからといって、自己判断で服用をやめるのは避けてください。中用量ピルを途中で中断するとホルモンが急に下がり、不正出血を招くことがあるうえ、生理日移動という本来の目的も達成できなくなります。

医師に相談すれば、吐き気止めの併用や別の方法への切り替えなど、選択肢を提示してもらえます。

ただし、次の症状は例外です

下肢の急激な痛みや腫れ、突然の息切れ、胸の痛み、激しい頭痛、手足の脱力・しびれ、ろれつが回らない、急な視力の低下——これらは血栓症を疑う症状です。あてはまる場合は、医師への相談を待たずに直ちに服用を中止し、救急医療機関を受診してください

プラノバール配合錠の添付文書「8.1 重要な基本的注意」に、これらの症状があらわれた場合は直ちに服用を中止し救急医療機関を受診するよう患者に説明することが定められています。

中用量ピルの副作用で太るって本当?体重が戻るまでの目安

中用量ピルを飲むと太るのではないかという不安は、服用をためらう大きな理由のひとつです。添付文書にも実際に体重増加の記載があるため、まずは事実を正確に確認しておきましょう。

中用量ピルで太る主な原因は脂肪ではなくむくみ

添付文書には浮腫と体重増加が0.1〜5%未満の副作用として記載されています。ここで注目したいのは、この2つが「電解質代謝」の項目に分類されている点です。

電解質代謝とは、体内の水分やナトリウムなどのバランスに関わる働きを指します。つまり添付文書上でも、この体重増加は脂肪が増えることではなく、水分が体内に保持されること、すなわちむくみとして整理されているといえます。

エストロゲンには体内に水分やナトリウムを保持する作用があるため、一時的に体重が増えて見えることがあります。

10日間程度の服用で体重が大きく増えることは考えにくい

生理日移動で中用量ピルを使う場合、服用期間は10日間前後です。この程度の期間で脂肪として大幅に体重が増えることは、摂取カロリーの変化がなければ考えにくいとされています。

短期間の服用では、長期のホルモン曝露による体組成の変化も起こりにくいと考えられます。増えるとしても水分貯留による一時的なものが中心です。

なお添付文書に記載されている消化器の副作用は食欲不振であり、食欲が増えるという記載はありません。ただし体調の変化によって食生活が乱れることはあるため、服用中も普段どおりの食事を心がけると安心です。

中用量ピルの服用をやめれば体重は戻るケースが多い

むくみによる体重増加は、服用を終えてホルモンバランスが戻るとともに解消していくことが多いとされています。水分の貯留は体内のエストロゲン濃度に連動するため、服用終了とともに落ち着いていく流れです。

生理日移動が目的であれば、服用終了後に消退出血が起こり、ホルモン環境がもとの周期に戻ります。それに伴って体重も徐々にもとに戻っていくケースが一般的です。

ただし戻るまでの期間には個人差があります。服用を終えてしばらく経っても体重が戻らない場合は、生活習慣など別の要因を検討したほうがよいでしょう。

中用量ピルの副作用によるむくみを軽くする方法

むくみが気になるときは、服用を中断せずにできる生活面の工夫が対処の中心になります。

むくみが気になるときに心がけたいこと

  • 塩分を控えめにする(ナトリウムが多いと水分が保持されやすい)
  • 水分はこまめに適量をとる
  • 軽い運動やストレッチで血流を促す
  • 長時間同じ姿勢を続けないようにする
  • 利尿作用のある薬やサプリメントを自己判断で使わない

これらはいずれもピルの服用を続けたまま実行できる対処です。むくみが強く気になる場合は、次の受診時に医師へ伝えておきましょう。

中用量ピルの副作用が出ない人・出やすい人の特徴

中用量ピルを飲んでも副作用がまったく出ない人もいれば、つらさを強く感じる人もいます。この差は何によるものなのか、そして副作用が出ないことに問題はないのかを解説します。

中用量ピルの副作用がない人でも効果は変わらない

副作用が出ないと「効いていないのではないか」と不安になる人がいますが、副作用が出ないことは異常ではなく、効果が弱いことを意味するものでもありません

そもそも添付文書の発現頻度は0.1〜5%未満とされており、副作用が出ない人のほうが多い前提で記載されています。副作用が現れないほうが、むしろ一般的な経過といえます。

また、副作用が生じる仕組みと、ホルモンが子宮内膜に働いて生理日を移動させる仕組みは別のものです。両者は連動していないため、副作用の有無から効果を判断することはできません。

中用量ピルの副作用が出やすいと経験的にいわれる人の傾向

一方で、副作用を感じやすい傾向があるとされる人もいます。次に挙げるのは、診療の現場で経験的に指摘されることのある傾向で、大規模な調査や臨床試験で裏づけられたものではありません

副作用を感じやすいと臨床現場で指摘されることのある傾向

  • 初めてピルを服用する人
  • 乗り物酔いをしやすい人
  • 過去につわりが重かった人
  • 空腹時に服用した人
  • 体調がすぐれないときに服用した人

初めての服用でホルモン環境の変化に体が慣れていない場合、変化の幅が大きく症状として自覚されやすくなります。また空腹時の服用は胃への刺激が強くなるため、消化器の症状を助長しやすいと考えられています。

これらはあくまで経験的に語られる傾向であり、当てはまるからといって必ず副作用が出るわけではなく、当てはまらないから出ないというものでもありません。心配な場合は、当てはまるかどうかにかかわらず吐き気止めをあらかじめ処方してもらう方法があります。

低用量ピルと中用量ピルで副作用に違いがある理由

中用量ピルは低用量ピルより副作用を感じやすいといわれます。その理由は、含まれるエストロゲンの量の違いにあります。

■中用量ピルと低用量ピルの違い

項目 中用量ピル 低用量ピル
エストロゲン量 1錠あたり0.05mg以上(プラノバールは0.05mg) 1錠あたり0.05mg未満
主な使用目的 生理日の移動、月経困難症、過多月経など 避妊、月経困難症の継続的な治療など
一般的な服用期間 10日間前後の短期が中心 継続的に服用
副作用の感じやすさ ホルモン量が多い分、感じやすい傾向 中用量ピルと比べると穏やかな傾向

※プラノバール配合錠の電子添文および医療機関の公開情報参照。参考:KEGG 医療用医薬品 プラノバール配合錠

エストロゲン量が多いほど、消化器の症状や水分貯留といった作用が強く出やすくなります。ただし中用量ピルは服用期間が短いという違いもあるため、単純にどちらがつらいとは言い切れません。

中用量ピルの副作用がつらいときの症状別の対処法

副作用が出たときに何をすればよいのか、症状ごとに対処法と受診の目安を整理しました。まず全体像を確認しておきましょう。

■症状別の対処法と受診の目安

症状 できる対処 受診の目安
吐き気・嘔吐

就寝前や食後に服用する

医師に吐き気止めを相談する

嘔吐で薬が飲めない、水分がとれない
頭痛・めまい

無理をせず休息をとる

予定を詰め込まない

これまでにない激しい頭痛がある
眠気・倦怠感

運転や機械操作を避け

睡眠時間を確保する

日常生活に支障が出るほど強い
むくみ・体重増加

塩分を控え

軽い運動で血流を促す

急激なむくみや片脚だけの腫れがある
イライラ・気分の落ち込み

休息を優先し

周囲に状況を伝えておく

気分の落ち込みが強く続く
不正出血・下腹部痛

自己判断で中断せず

経過を記録しておく

出血量が多い、激しい腹痛がある

※症状の判断には個人差があります。迷った場合は自己判断せず医師にご相談ください。

吐き気・嘔吐は就寝前の服用と吐き気止めで対処する

吐き気への対処としてまず試したいのが、服用のタイミングを変えることです。副作用のピークが服用後2〜3時間ごろであることをふまえると、就寝前や夕食後に飲むことで、つらい時間帯を睡眠中に過ごせます。空腹時を避けることで胃への刺激も軽減できます。

それでもつらい場合は、吐き気止めの使用を検討します。ここで重要なのは、市販の吐き気止めを自己判断で使わないことです。中用量ピルとの併用可否は自分では判断できないため、必ず医師や薬剤師に確認してください。

オンライン診療のクリニックには、中用量ピルと吐き気止めをセットで処方しているところがあります。あらかじめ一緒に受け取っておけば、症状が出てから慌てて別の医療機関を受診する必要がなくなります。

頭痛・めまい・眠気があるときの過ごし方

頭痛・眠気・倦怠感は服用初期に多い症状です。無理に予定を詰め込まず、休息を優先することが基本的な対処になります。眠気が強いときは、車の運転や機械の操作を避けてください。

ただし頭痛については注意が必要です。これまでに経験したことのない激しい頭痛は、通常の副作用ではなく血栓症の初期症状である可能性があります。いつもの頭痛と明らかに違うと感じた場合は、服用を中止して医療機関を受診してください。

イライラ・情緒不安定など精神症状が出たときの対処法

イライラや気分の落ち込みも、ホルモンの変動に伴って生じることがあります。添付文書にも神経過敏が頻度不明の副作用として記載されており、決してめずらしいことではありません。

精神面の変化は本人が副作用と気づきにくく、自分の性格の問題だと感じてしまいがちです。あらかじめ起こりうると知っておくだけでも、必要以上に自分を責めずに済みます。

気分の落ち込みが強い場合や日常生活に支障が出ている場合は、我慢せず速やかに医療機関に相談してください。服用を続けるかどうかの判断も、医師と一緒に検討することが大切です。

不正出血・下腹部痛が続くときは自己判断で中断しない

不正出血は0.1〜5%未満の副作用として添付文書に記載されており、服用中に起こりうる症状です。出血があると驚いてしまいますが、自己判断で服用をやめるのは避けてください。

中用量ピルを途中で中断するとホルモンが急激に下がり、かえって出血を招くことがあります。加えて、生理日移動という本来の目的も達成できなくなってしまいます。

一方で、激しい腹痛は血栓症の警告サインのひとつでもあります。出血量が多い場合や強い腹痛がある場合は、通常の副作用と区別する必要があるため、早めに受診してください。

中用量ピルの副作用で受診が必要な危険なサイン

中用量ピルの副作用の多くは一過性のものですが、なかには直ちに受診が必要なものもあります。見分け方を知っておくことで、いざというときに適切に行動できます。

中用量ピルで注意すべき重い副作用は血栓症

中用量ピルで最も注意すべき重大な副作用は血栓症です。添付文書には血栓症(四肢、肺、心、脳、網膜等)が発現頻度0.1〜0.2%未満と記載されています。

エストロゲンには血液を固まりやすくする作用があるため、静脈血栓症のリスクを高めることが知られています。頻度としては高くありませんが、発症すると生命に関わる可能性があるため、早期に気づくことが重要です。

添付文書では、下肢の急激な疼痛・腫脹、突然の息切れ、胸痛などがあらわれた場合は、直ちに投与を中止して適切な処置を行うよう定められています。

血栓症を疑う症状のチェックポイント

血栓症の初期症状は、頭文字をとってACHESと呼ばれる5つの症状にまとめられています。医療現場でも広く共有されている覚え方です。

■血栓症を疑う5つの症状(ACHES)

頭文字 英語 具体的な症状
A Abdominal pain 激しい腹痛
C Chest pain 激しい胸の痛み、息切れ、押しつぶされるような痛み
H Headache 激しい頭痛、めまい、失神、半身のまひ
E Eye/speech problem 目のかすみ、視野が狭くなる、舌のもつれ、言葉が出にくい
S Severe leg pain ふくらはぎの痛みや腫れ、手足のしびれ

※これらの症状があらわれた場合は、服用を中止して直ちに医療機関を受診してください。参考:PMDA 月経困難症治療剤による血栓症について

これらの症状は、血栓ができた部位によって現れ方が異なります。軽度であっても、いつもと違うと感じたら医療機関に相談してください。早期に受診することで重篤化を防げる可能性が高まります。

喫煙・年齢など中用量ピルの副作用リスクが高まる条件

血栓症のリスクは、生活習慣や体質によって変わります。喫煙、高年齢、肥満、高血圧は、いずれもリスクを高める要因として知られています。

とくに喫煙は血管の内側を傷つけ、血液を固まりやすくする作用があるため、エストロゲンの作用と重なってリスクが上乗せされます。喫煙している人は、服用前に必ず医師に申告してください。

なお、プラノバール配合錠の添付文書では、喫煙は「禁忌」ではなく「重要な基本的注意」に置かれており、本剤を投与する場合には禁煙させることが望ましいと定められています。1日15本以上の喫煙と35歳以上でリスクが特に高まるとされている点も、低用量ピルと同じです。

禁忌に書かれていないことは「喫煙していても飲める」という意味ではありません。中用量ピルは低用量ピルよりエストロゲンの量が多いため、臨床の現場では低用量ピルの禁忌基準(35歳以上・1日15本以上)に該当する人への処方を避けるのが一般的です。服用の可否は医師が総合的に判断します。

中用量ピルを服用できない人

添付文書の「2. 禁忌」では、次に該当する人には投与しないことと定められています。下記は添付文書に記載された全11項目です

中用量ピルの禁忌に該当する人

  • 血栓性静脈炎、肺塞栓症またはその既往歴がある人
  • エストロゲン依存性悪性腫瘍(乳がん・子宮内膜がんなど)とその疑いがある人
  • 重篤な肝障害がある人
  • 前回妊娠中に黄疸または持続性そう痒症の既往歴がある人
  • 前回の妊娠中に悪化した耳硬化症の既往歴がある人
  • 妊娠ヘルペスの既往歴がある人
  • 鎌状赤血球貧血がある人
  • デュビン・ジョンソン症候群、ローター症候群の人
  • 脂質代謝異常がある人
  • 妊婦または妊娠している可能性のある女性
  • 診断の確定していない異常性器出血がある人

自分が該当するかどうかは判断が難しいため、持病や服用中の薬は診察時に必ず伝えてください。オンライン診療でも、問診で既往歴や服用中の薬を確認する仕組みになっています。

中用量ピルの副作用を相談できるオンライン診療クリニック9社の比較

中用量ピルは医師の処方が必要な医療用医薬品で、通販や個人輸入では入手できません。オンライン診療であれば、自宅から診察を受けて薬を配送してもらえます。

副作用が不安な人にとって特に重要なのが、吐き気止めを一緒に処方してもらえるかどうかです。この点を含めて、中用量ピルを扱う9つのクリニックを比較しました。

■中用量ピルを処方するオンライン診療クリニック9社の比較

クリニック名 エニピル クリニックフォア レバクリ Oops WOMB DMMオンラインクリニック med.(メッド) スマルナ マイピル メデリピル
吐き気止め 21錠1,500円 ピル代に含む ピル代に含む ピル代に含む +600円セット購入 +750円セット購入 10錠330円 10錠550円 別途
中用量ピル料金

1シート4,378円/月

(毎月発送プラン)

初回のみシステム利用料3,300円

21錠3,980円※ 21錠5,160円 21錠6,050円

21錠6,200円

(吐き気止めなし)

21錠4,980円

(吐き気止めなし)

21錠6,200円

3,278円

錠数は医師が決定

7錠1,980円

21錠5,940円

(他14錠・28錠あり)

診察料 0円

1,650円

2回目以降無料

0円 0円 0円 0円 0円 1,650円 1,650円
送料 550円 550円 550円 550円 550円 550円 550円 770円 無料
総額の目安
ピル+診察料+送料
(吐き気止めは含まない)
8,228円
毎月発送プランの初回
(薬代+送料+システム利用料)
2回目以降は4,928円
6,180円
21錠
5,710円
21錠
6,600円
21錠
6,750円
21錠
5,530円
21錠単品
吐き気止めセットは6,280円
6,750円
21錠
5,698円
錠数は医師が決定
(21錠固定ではない)
7,590円
21錠
7錠なら3,630円
発送 15時までで当日発送 最短翌日到着
※診察時間や配送先により異なる
最短即日発送 即日発送最短翌日投函 最短当日到着対象エリアのみ 15時までで当日発送 最短翌日到着 最短翌日投函 最短当日発送
詳細 詳細を見る 詳細を見る 詳細を見る 詳細を見る 詳細を見る 詳細を見る 詳細を見る 詳細を見る 詳細を見る

※2026年8月時点。価格は税込です
※クリニックフォアの中用量ピル3,980円は、コード適用後の金額です。低用量ピルはコード適用外となります。本キャンペーン特典は、診察後の決済ページでのコード入力をもって適用となります。別途、診察料1,650円、送料550円/回がかかります。保険適用外の自由診療。

表を見ると、吐き気止めの費用がピル代に含まれているのはクリニックフォア・レバクリ・Oops WOMBの3社であることが分かります。

薬剤料金だけを比べるとマイピルやメデリピルが安く見えますが、診察料と送料を加えた総額では順序が変わる点にも注意が必要です。
またマイピルの3,278円は錠数が固定されておらず、移動したい日数に応じて医師が処方数を決める料金です。21錠での比較ではない点にご注意ください。

エニピル|毎月発送プランで診察料が無料

画像引用:エニピル

エニピルの中用量ピルは、公式サイトで案内されているのが毎月1シートが届く「毎月発送プラン」です。薬代は1シート4,378円(税込)、送料は550円、診察料は無料で、初回のみシステム利用料3,300円がかかります。初回に支払う総額は8,228円、2回目以降は4,928円です。

エニピルの特徴

  • 薬代は1シート4,378円(税込)。初回のみシステム利用料3,300円が加算される
  • 診察料は無料で、送料は全国一律550円。初回総額は8,228円、2回目以降は4,928円
  • 15時までに処方と支払いが完了すれば当日発送
  • 吐き気止めは21錠1,500円で追加できる

エニピルでは、中用量ピルの定期配送も用意されています。毎月発送プランは薬代が月額4,378円と単品より安いものの、自動配送される仕組みです。単発での月経移動が目的なら、価格だけで定期配送を選ばず、単品プランを優先するとよいでしょう。

クリニックフォア|吐き気止め21錠の費用がピル代に含まれる

画像引用:クリニックフォア

※画像はイメージです。

クリニックフォアは、プラノバール21錠と吐き気止めのプリンペラン21錠をセットで処方し、その費用がピル代に含まれているクリニックです。ピルと同じ21錠が付属するため、服用期間を通して吐き気に備えられます。

クリニックフォアの特徴

  • 吐き気止め21錠がピルと同数で付属し、追加費用がかからない
  • 中用量ピル1シート21錠が3,980円(税込・コード適用後)
  • 診察料は1,650円(税込)で、過去に決済履歴がある場合は無料
  • 最短翌日到着に対応
  • クーポン「SHIFTMC398」でお薬代3,980円

吐き気止めが10錠程度のクリニックが多いなかで、ピルと同数の21錠が付く点は特徴的です。服用期間の後半に症状が出ても対応できるため、初めて中用量ピルを飲む人が備えておきたい場合に向いています。

診察料1,650円と送料550円を加えた初回の総額は6,180円です。吐き気止め21錠の費用が薬代に含まれているため、吐き気止めを別途購入する場合と比べて判断するとよいでしょう。

※自由診療

レバクリ|吐き気止めの費用込みで診察料0円

画像引用:レバクリ

レバクリは、中用量ピルの処方時に吐き気止めをセットで付けており、初診料・診察料もかからないクリニックです。今回比較した9つのなかで総額を抑えやすくなっています。

レバクリの特徴

  • プラノバールは吐き気が出やすいため吐き気止めをセットで処方している
  • 初診料・診察料が0円で、薬代と送料のみで利用できる
  • 中用量ピル21錠が5,160円+送料550円で総額5,710円
  • 最短即日発送に対応している

診察料がかからず薬剤料金も抑えめのため、副作用に備えながら費用を抑えたい場合の選択肢になります。公式サイトでも、プラノバールは吐き気が出やすい場合があるため吐き気止めをセットで処方していると案内されています。

Oops WOMB|吐き気止めの費用込みで送料も抑えめ

画像引用:Oops WOMB

Oops WOMBは、吐き気が強く出る人に向けて、吐き気止め10錠の費用をピル代に含めて処方しているクリニックです。診察料もかかりません。

Oops WOMBの特徴

  • 吐き気止め10錠の費用がピル代に含まれる
  • 診察料が無料
  • 中用量ピル1シート21錠が6,050円(税込)
  • 診療後は即日発送で最短翌日にポスト投函

中用量ピル21錠が6,050円で、診察料と送料550円を含めた総額は6,600円です。吐き気止めの費用が含まれることを考えると、副作用対策を含めた費用としては納得しやすい水準といえます。

吐き気止めを追加で希望する場合は、薬剤料金550円と送料550円で処方してもらえます。

DMMオンラインクリニック|24時間診療で最短当日到着

画像引用:DMMオンラインクリニック

DMMオンラインクリニックは、24時間オンライン診療に対応し、対象エリアであれば当日中に受け取れるクリニックです。生理日移動の専用メニューが用意されています。

DMMオンラインクリニックの特徴

  • 24時間オンライン診療に対応し、診察料は0円
  • 東京23区・大阪市24区は当日便で最短当日到着
  • 吐き気止めセットは6,800円で、ピル単体との差額は600円
  • ビデオ通話で医師の診察を受けられる

予定日が迫っていて今日中に手に入れたい場合に選択肢となります。ただし当日便は東京23区と大阪市24区が対象で、利用できるのは8:00〜20:00、送料は地域によって1,500円から4,500円がかかります。対象エリア外では通常配送となる点に注意してください。

通常配送の場合は、平日15:30までの受診で当日配送、それ以降は翌日配送となります。

med.(メッド)|吐き気止めとのセットで生理日移動に対応

画像引用:med.(メッド)

med.(メッド)は、プラノバール21錠とドンペリドン10錠をセットにした生理日移動向けの取り扱いがあるサービスです。運営は株式会社アイメッドです。

med.(メッド)の特徴

  • プラノバール21錠と吐き気止め10錠のセットで5,730円(税込)。送料550円を加えた総額は6,280円
  • 15時までの決済で当日発送に対応
  • 当日便を利用する場合は最短30分で到着
  • 1万円以上の購入で送料が無料になる

サービス名に通販という言葉が含まれていますが、中用量ピルは医師の処方が必要なため、オンライン診療を受けたうえで購入する仕組みです。オンライン診察は湘南美容クリニックのドクターが実施してくれます。

当日便はエリアごとに1,500円から5,000円の追加送料がかかります。急ぎでない場合は通常配送を選ぶほうが費用を抑えられます。

スマルナ|診察料0円でビデオ通話診察

画像引用:スマルナ

スマルナは、診察料が0円で、ビデオ通話による医師の診察を受けられるサービスです。年末年始を除き24時間診察に対応しています。

スマルナの特徴

  • プラノバール配合錠21錠が6,200円
  • 診察料は0円で、薬代と送料550円のみ
  • ビデオ通話で医師の診察を受けられる
  • 平日15:30までの受診で当日発送、最短翌日到着

Webブラウザまたは専用アプリから利用でき、診察はビデオ通話で行われます。対面に近い形で相談したい人に向いています

吐き気止めの処方は別途330円(10錠)で用意されています。吐き気止めの必要性に悩む人は、診察時に吐き気止めの有無について医師に相談してみましょう。

マイピル|薬剤料金を抑えたい人向け

画像引用:マイピル

マイピルは、中用量ピルの薬剤料金が3,278円と、今回比較したなかで価格が抑えられているサービスです。吐き気止めのナウゼリンも、別途10錠550円で追加できます。

マイピルの特徴

  • 中用量ピル(プラノバール)が3,278円(税込)
  • 吐き気止めのナウゼリン錠10mgを10錠550円で追加できる
  • 錠数は診察時に医師が説明したうえで処方する
  • 平日16時、土日祝12時までの決済で当日発送

薬剤料金は低い一方で、診察料1,650円と送料770円がかかるため、総額は5,698円です。吐き気止めを追加すると6,248円となります。薬代だけで判断せず、総額で比較することが大切です。

錠数は一律ではなく、移動したい日数に応じて医師が判断して処方する仕組みです。希望がある場合は診察時に伝えておきましょう。

メデリピル|7錠から選べて送料無料

画像引用:メデリピル

メデリピルは、中用量ピルを7錠・14錠・21錠・28錠から選べるサービスです。移動したい日数に応じて必要な分だけ処方を受けられます。

メデリピルの特徴

  • 7錠1,980円・14錠3,960円・21錠5,940円・28錠7,920円から選べる
  • 錠数にかかわらず送料が無料
  • 最短当日発送に対応している
  • 低用量ピルなどと同時に処方する場合は診察料が無料になる

錠数を選べるのは今回比較したなかではメデリピルだけです。生理を数日ずらすだけであれば、21錠を購入するより費用を抑えられます。

なお公式サイトでは、直近すぎる生理日移動は難しいため、次回生理日より1週間以上前の受診が案内されています。余裕をもって受診してください。

中用量ピルの副作用が心配な人のクリニックの選び方

9つのクリニックを比較しても決めきれない場合は、副作用への備えという観点から4つの基準で絞り込むと選びやすくなります。

副作用が出たときに相談できる体制があるか

副作用がどの程度出るかは、実際に服用してみるまで分かりません。だからこそ、処方して終わりではなく、症状が出たときに相談できる窓口があるかを確認しておくと安心です。

症状が出たときに続けてよいのか中断すべきなのかは、自己判断が難しい問題です。相談先があるかどうかで、いざというときの安心感が大きく変わります。

クリニックによって、産婦人科医が診察を担当するところ、助産師や薬剤師への相談窓口を設けているところなど体制が異なります。

吐き気止めを一緒に処方してもらえるか

画像引用:Oops WOMB

悪心・嘔吐は中用量ピルで最も多い副作用のため、吐き気止めをセットで処方してもらえるかどうかは実用面で大きな違いになります。

市販の吐き気止めは中用量ピルとの併用可否を自分では判断できません。症状が出てから別の医療機関を受診すると、追加の診察料と時間がかかってしまいます。

今回比較したなかでは、クリニックフォア・レバクリ・Oops WOMBの3社が、吐き気止めの費用をピル代に含めて処方しています

副作用が出たときに飲み直せる余裕があるか

吐き気で薬を吐いてしまった場合など、服用を続けられなくなったときに予備の錠数があるかどうかで対応の幅が変わります。ぎりぎりの錠数しか手元にないと、飲み直しができずに生理移動そのものが失敗してしまいます。

そのため、副作用のリスクを織り込むなら、必要最低限の錠数ではなく少し余裕を持った処方が可能かを確認しておくと安心です。あわせて、診療時間が長く当日中に再相談できるクリニックであれば、症状が出たときにすぐ判断を仰げます。

薬剤料金だけを比べると実際に支払う金額を見誤るため、診察料や送料を含めた合計金額で比較することも忘れないでください。

総額の相場や産婦人科との値段の違い、直前でも間に合うかどうかは生理を遅らせるピルはドラッグストアで買えない?直前でも間に合う入手方法と値段を解説で詳しく比較しています。

クリニックを選ぶときの確認ポイント

  • 副作用が出たときに相談できる窓口があるか
  • 吐き気止めを一緒に処方してもらえるか、追加費用はいくらか
  • 診療時間と発送スピードが予定に間に合うか
  • 薬代・診察料・送料を合計した総額はいくらか
  • 生理日移動が目的の場合は自由診療で全額自己負担になる点

なお、プラノバール配合錠の効能・効果は機能性子宮出血や月経困難症などであり、旅行やイベントに合わせた生理日移動は記載されていません。そのため生理日移動を目的とする処方は適応外使用にあたり、保険は適用されず全額自己負担の自由診療となります。この点をあらかじめ理解しておきましょう。

中用量ピルの副作用に関するよくある質問

Q.中用量ピルの副作用は何時間後から出ますか?

A.吐き気や頭痛は、服用してから2〜3時間ごろに強く出やすいとされています。成分が血液中に吸収されて血中濃度が高まるタイミングと重なるためです。

服用直後ではなく数時間後に自覚されることが多いため、就寝前に飲めばつらい時間帯を睡眠中に過ごせます。症状の出方には個人差があります。

Q.中用量ピルの副作用のピークはいつですか?

A.1日単位では服用後2〜3時間ごろ、服用期間全体では飲み始めの3〜7日間が最も強く出やすい時期とされています。

この時期は体内のホルモン環境が急激に変化するため、体が順応するまでに数日かかります。大切な予定はこの期間を避けて入れておくと安心です。

Q.中用量ピルの副作用は何日くらい続きますか?

A.吐き気などの副作用は1〜2週間程度で落ち着くことが多いとされています。生理日移動が目的の場合は服用期間そのものが10日間前後のため、飲み終えるとともに症状も収まっていきます。

ただし1ヶ月以上続く場合や日常生活に支障が出るほど強い場合は、自己判断で中断せず医療機関を受診してください。

Q.中用量ピルの副作用がまったくない人もいますか?

A.います。添付文書の発現頻度は0.1〜5%未満とされており、副作用が出ない人のほうが多い前提で記載されています。

副作用が出ないことは異常ではなく、効果が弱いことを意味するものでもありません。副作用が生じる仕組みと生理日を移動させる仕組みは別のものであり、両者は連動していないためです。

Q.中用量ピルの副作用が出る確率はどのくらいですか?

A.プラノバール配合錠の添付文書では、悪心・嘔吐、頭痛、浮腫といった代表的な副作用は0.1〜5%未満、重大な副作用である血栓症は0.1〜0.2%未満と記載されています。

この数値は使用成績調査を含むデータにもとづくものです。ただし服用者全体の統計であり、体質や服用期間によって実際の出方は異なります。

Q.プラノバールを10日間飲むと太りますか?

A.添付文書には浮腫と体重増加が0.1〜5%未満の副作用として記載されていますが、これらは電解質代謝の項目に分類されています。つまり脂肪の増加ではなく、水分が体内に保持されることによる変化と整理されています。

10日間程度の服用で脂肪として大幅に体重が増えることは、摂取カロリーの変化がなければ考えにくいとされています。

Q.中用量ピルで増えた体重は戻りますか?

A.むくみによる体重増加は、服用を終えてホルモンバランスが戻るとともに解消していくことが多いとされています。水分の貯留は体内のエストロゲン濃度に連動するためです。

戻るまでの期間には個人差があります。服用を終えてしばらく経っても戻らない場合は、生活習慣など別の要因を検討したほうがよいでしょう。

Q.中用量ピルの吐き気に市販の吐き気止めを使ってもいいですか?

A.自己判断での併用は避けてください。市販薬と中用量ピルの併用が問題ないかどうかは、自分では判断できないためです。

吐き気が心配な場合は、処方時に医師へ相談して吐き気止めを一緒に処方してもらう方法があります。クリニックによっては吐き気止めの費用がピル代に含まれているところもあります。

Q.中用量ピルの副作用でイライラや情緒不安定になることはありますか?

A.添付文書には神経過敏が頻度不明の副作用として記載されており、ホルモンの変動に伴って気分の変化が生じることがあります。

精神面の変化は副作用と気づきにくく、自分の性格の問題だと感じてしまいがちです。気分の落ち込みが強い場合や日常生活に支障が出ている場合は、我慢せず速やかに医療機関に相談してください。

Q.中用量ピルと低用量ピルでは副作用に違いがありますか?

A.中用量ピルはエチニルエストラジオールを1錠あたり0.05mg含み、低用量ピル(0.05mg未満)よりエストロゲン量が多いため、吐き気などの副作用を感じやすい傾向があります。

一方で中用量ピルは生理日移動を目的とした10日間前後の短期服用が中心であり、服用期間が短いという違いもあります。

Q.中用量ピルの副作用で不正出血が起きたらどうすればいいですか?

A.不正出血は0.1〜5%未満の副作用として添付文書に記載されており、服用中に起こりうる症状です。驚いても自己判断で服用をやめないでください。

途中で中断するとホルモンが急激に下がってかえって出血を招くことがあり、生理日移動の目的も達成できなくなります。出血量が多い場合や激しい腹痛を伴う場合は早めに受診してください。

Q.中用量ピルの副作用がきついとき、途中でやめてもいいですか?

A.吐き気や倦怠感などの症状であれば、自己判断での中断は避けてください。途中でやめるとホルモンが急に下がって不正出血を招くことがあり、生理日移動という本来の目的も達成できなくなります。つらい場合はまず医師に相談してください。

ただし、下肢の急激な痛みや腫れ、突然の息切れ、胸の痛み、激しい頭痛、手足の脱力・しびれ、ろれつが回らない、急な視力低下がある場合は別です。これらは血栓症を疑う症状のため、相談を待たずに直ちに服用を中止し、救急医療機関を受診してください。